忍者ブログ
GLASS-tylusのブログです
[590] [589] [588] [587] [586] [585] [584] [583] [582] [581] [580]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先々週になってしまいますが、フィンランド・デザイン展、見て参りました!

話題の北欧デザインです、しかも、ガラス作品がたくさん展示されているとのことで、期待大、とても楽しみにしていました!


フィンランドでは、冬の寒さが厳しく室内で過ごすことが多いため、生活を心地よく、やすらげるようにするため、生活用品に機能性や美しさを求めるようになったそうです。

「時代を超えた製品」がコンセプトとのこと、確かに、斬新な、変わったデザインの作品がたくさんありました。

そのような訳で、印象に残った作品はたくさんあったのですが、技術的におもしろいなぁ、と思った作品がいくつかあります。

グンネル・ニューマン氏作の、「ピッチャー、タンブラー」は、作品に小さな気泡が均等に並んでいくつも入れられていました。

フュージングでは見かけたことがありますし、制作方法も本に載っています、しかし、吹きガラスではどうやって入れたのだろう、と、興味が湧きました、本当に均等にきれいに入っているのです。

また、ティモ・サルパネヴァ氏の、表面に木の肌そっくりに模様された「フィンランデイア」という作品も素敵でした。

最後の方に展示されていた、現代作家のアヌ・ペンッティネン氏作の「階層ーアーバンスケッチ」が、モザイクガラス風でおもしろかったです。

工具(?)も展示されており、1937年に発表された、アルヴァル・アールト氏の「アールトの花瓶」を制作するために使われる木型(!!)も展示されていました、本当に木で型を作るなんて・・・(@◇@)

・・・黒く焦げてましたけど。


良く見ると、ちょっと無理があったのかなぁ、と、思ってしまうデザインもいくつか・・・例えばヒビが入っていたり、竹や木のデザインでは、バランスが悪かったり・・・

また、機能性を重視したならば、この花瓶や器は洗い難くて不便なのでは、とか、こんな形のグラスは飲み難いのでは、ですとか・・・

そして、1960年代、ヴェネツィアでは造形に新しいデザインを取り入れるため、フィンランドのデザイナーを招聘したそうなのですが、同じデザインのものでも、フィンランドのデザイナーの方が作られたものより、ヴェニーニ社(ミラノの工房だったと思うのですが)で作られたもののほうが、きれいに作られており、技術的には、少し劣るのかなぁ、と思いました。
(現在ではわかりません!)

変わったデザインがたくさん、つっこみ所もたくさんで、とてもおもしろい展覧会でした!

また、こういった展覧会を見たいです。

フィンランド・デザイン展は、11月24日まで、ご興味のある方はお早めに!=3



結構な雨でした、秋の雨は寒いです。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧可能にする    
カレンダー
07 2025/08 09
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
フリーエリア
最新コメント
[09/05 imitazione cartier calibre]
[09/05 alhambra pendant necklace copy]
[09/05 cartier anello di oro replica]
[12/29 Groverself]
[12/26 gayenKinmhv]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
yumi
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) GLASS-blog All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]