ゴールデンウィークですので、初心にかえってのんびりギリシア神話を読んでいます。
メデューサの容姿が気になったからということもありますが、たくさんの画家や彫刻家が題材にしてきたギリシア神話です、ちょっと勉強してみようと読むことに決めたのでした。
(↑今更です)
様々な作者(?)と訳者がおられます、一通り読んでみようと、まずはアポロドーロスの『ギリシア神話』※1を読みました。
アポロドーロス氏には申し訳ないのですが、神様達から生まれた子どもと親族の紹介がとても長く、少々うんざり・・・カタカナの名前が2ページちかくに渡って羅列されたときには、申し訳なくも読み飛ばしました( ̄▽ ̄)
皆さんあちらこちらで登場されるので、覚えておいたほうが良いのですが、50人以上も子どもをもうけられる方々もおられるのです、更に誰々の子の誰々と結婚し、誰々と誰々が生まれ・・・と、続けられると、ただでさえ記憶力が悪いため、覚えられません、混乱しますm(_ _)m
が、簡易版(?)のギリシア神話を読んだことがありましたので、ああ、なるほど、そういう繋がりが・・・と、知ることもでき、とても勉強になりました。
関心のあったメデューサですが、なんと、ヘビの頭ではありませんでした。
「竜の鱗でとり巻かれた頭を持ち(p81)」と、書かれています(訳されています)。
訳者の高津氏によれば、アポロドーロス著の『ギリシア神話』は、純粋に古いギリシア神話の著述による、とのことです、ギリシア神話はローマなどの影響を受けて様々に色づけされていきますが、それ以前の伝承という点で、神話の原点を知るのに良い作品のようです、ラッキーでした。
ちょうどヘシオドスの『神統記』※2も読み終わりました。
(平行して読んでいました)
こちらには、詳しいメデューサの容姿は書かれていませんでした。
メデュサ(メデューサ)の父ポリュクスと母ケトは兄弟ですが夫婦で、メデュサだけは死すべき身のものとして生まれたようです、そして、系譜図を見ると、兄弟にヘビが・・・ヘビの頭となってしまったのはそのせいでしょうか。
図では、ポリュクスとケトから「グライアたち(ペンプレド、エニュオ)、ゴルゴたち(ステンノ、エウリュアレ、メデュサ)、蛇」(p191より)と、あります。
(グライアたちは、アポロドーロス著の『ギリシア神話』※1では、エニュオー、ぺプレードー、デイノーの3名のようです、こちらのほうが有名かもしれません)
「死すべき身のもの」という言葉がよく登場するのですが、人間を直接指していることもありますので、メデュサも人間として生まれたと解釈しても良いでしょうか。
高津氏によれば、アポロドーロスの『ギリシア神話』は、ヘーシオドス(ヘシオドス)の『神統記』、ペレキューデス、アクシラーオスの神話などから骨子を取ったとのことですので、ペレキューデス、アクシラーオスの著書を読めば、もう少しわかることがあるかもしれません、残念ながら、今手元にはヒューギヌスの『ギリシア神話集』や、ホメロスの『イリアス』などしかありませんので、また機会のあった時に借りて勉強したいと思います。
(名前の表記の仕方もいろいろとあるようで難しいです、高津氏は伸びますが、廣川氏は伸びませんm(_ _)m)
それにしても、有名なイカロスのお話、「勇気ひとつを友にして」という曲もありますが、原本を読んでみると、なんということでしょう・・・
父のダイダロスから、高く飛びすぎても低く飛びすぎてもいけないと、何度も忠告されたにもかかわらず、有頂天になって高く飛びすぎたせいで羽が溶けてしまったようです。
死因は、勇気ある行動のせいではなく、親の言うことを聞かずに無謀な行動をしたから、ということでは。
・・・無謀の後に続いてはいけません。
GreeeeNも「イカロス」という曲を歌っているのですね、検索をしてみたらこちらの歌詞がたくさんヒットしました。
・・・やはり、悲しい教訓よりも良いのでしょうか。
※1訳者 高津春繁 『アポロドーロス ギリシア神話』 (1994年) 株式会社岩波書店
※2訳者 廣川洋一『ヘシオドス 神統記』 (1988年) 株式会社岩波書店
メデューサの容姿が気になったからということもありますが、たくさんの画家や彫刻家が題材にしてきたギリシア神話です、ちょっと勉強してみようと読むことに決めたのでした。
(↑今更です)
様々な作者(?)と訳者がおられます、一通り読んでみようと、まずはアポロドーロスの『ギリシア神話』※1を読みました。
アポロドーロス氏には申し訳ないのですが、神様達から生まれた子どもと親族の紹介がとても長く、少々うんざり・・・カタカナの名前が2ページちかくに渡って羅列されたときには、申し訳なくも読み飛ばしました( ̄▽ ̄)
皆さんあちらこちらで登場されるので、覚えておいたほうが良いのですが、50人以上も子どもをもうけられる方々もおられるのです、更に誰々の子の誰々と結婚し、誰々と誰々が生まれ・・・と、続けられると、ただでさえ記憶力が悪いため、覚えられません、混乱しますm(_ _)m
が、簡易版(?)のギリシア神話を読んだことがありましたので、ああ、なるほど、そういう繋がりが・・・と、知ることもでき、とても勉強になりました。
関心のあったメデューサですが、なんと、ヘビの頭ではありませんでした。
「竜の鱗でとり巻かれた頭を持ち(p81)」と、書かれています(訳されています)。
訳者の高津氏によれば、アポロドーロス著の『ギリシア神話』は、純粋に古いギリシア神話の著述による、とのことです、ギリシア神話はローマなどの影響を受けて様々に色づけされていきますが、それ以前の伝承という点で、神話の原点を知るのに良い作品のようです、ラッキーでした。
ちょうどヘシオドスの『神統記』※2も読み終わりました。
(平行して読んでいました)
こちらには、詳しいメデューサの容姿は書かれていませんでした。
メデュサ(メデューサ)の父ポリュクスと母ケトは兄弟ですが夫婦で、メデュサだけは死すべき身のものとして生まれたようです、そして、系譜図を見ると、兄弟にヘビが・・・ヘビの頭となってしまったのはそのせいでしょうか。
図では、ポリュクスとケトから「グライアたち(ペンプレド、エニュオ)、ゴルゴたち(ステンノ、エウリュアレ、メデュサ)、蛇」(p191より)と、あります。
(グライアたちは、アポロドーロス著の『ギリシア神話』※1では、エニュオー、ぺプレードー、デイノーの3名のようです、こちらのほうが有名かもしれません)
「死すべき身のもの」という言葉がよく登場するのですが、人間を直接指していることもありますので、メデュサも人間として生まれたと解釈しても良いでしょうか。
高津氏によれば、アポロドーロスの『ギリシア神話』は、ヘーシオドス(ヘシオドス)の『神統記』、ペレキューデス、アクシラーオスの神話などから骨子を取ったとのことですので、ペレキューデス、アクシラーオスの著書を読めば、もう少しわかることがあるかもしれません、残念ながら、今手元にはヒューギヌスの『ギリシア神話集』や、ホメロスの『イリアス』などしかありませんので、また機会のあった時に借りて勉強したいと思います。
(名前の表記の仕方もいろいろとあるようで難しいです、高津氏は伸びますが、廣川氏は伸びませんm(_ _)m)
それにしても、有名なイカロスのお話、「勇気ひとつを友にして」という曲もありますが、原本を読んでみると、なんということでしょう・・・
父のダイダロスから、高く飛びすぎても低く飛びすぎてもいけないと、何度も忠告されたにもかかわらず、有頂天になって高く飛びすぎたせいで羽が溶けてしまったようです。
死因は、勇気ある行動のせいではなく、親の言うことを聞かずに無謀な行動をしたから、ということでは。
・・・無謀の後に続いてはいけません。
GreeeeNも「イカロス」という曲を歌っているのですね、検索をしてみたらこちらの歌詞がたくさんヒットしました。
・・・やはり、悲しい教訓よりも良いのでしょうか。
※1訳者 高津春繁 『アポロドーロス ギリシア神話』 (1994年) 株式会社岩波書店
※2訳者 廣川洋一『ヘシオドス 神統記』 (1988年) 株式会社岩波書店
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